昭和通り宮脇ビル前_01
秋立ちぬ(1960年 東宝)
銀座4丁目交差点を後にした二人は銀座1丁目の昭和通りを新京橋方面に向かって歩いている。
初見の東京の街、キョロキョロ落ち着かない秀男その①。F01
初見の東京の街、キョロキョロ落ち着かない秀男その②。F02
意を決して昭和通りを渡ろうとする秀男。F03
一心不乱に走る秀男と余裕の茂子。F04
無事中央分離帯についた秀男。P01
ホッとしてる暇はない。まだ半分残ってるぞ! F05
〔解説〕
この辺りの建物はほとんど建て替わってしまって、当時の面影を残すものは無くなってしまった。そんな中F05のモノクロ画像を見た『ぼくの近代建築コレクション』の管理人様から「一番左は宮脇ビル」との情報をいただいた。カラーで見ると綺麗な黄土色のビルで、唯一当時のまま残っていてくれた。ビル名は「川崎ブランドデザインビルヂング」と変わり、「銀座レトロギャラリー MUSEE」が入っている。画像には映ってないが、このビルの左の道路を入ると新富橋へ通じる。
また『大瀧詠一の「映画カラオケ」のすすめ。(月刊東京人2009年11月号)』には
・『銀座化粧』で坊やが渡った場所より2本京橋寄り
・まっすぐ行くと新富橋に出る
とある。以上の事からこの場所の特定となった。
尚、現在では歩道橋ができた関係か、この場所は横断できなくなっている。
〔このシーンの出演者〕
・乙羽信子 ・大沢健三郎
〔ロケ地情報〕
名称:昭和通り宮脇ビル前
住所:東京都中央区銀座1-14-4と1-20-17の間
交通:東京メトロ銀座一丁目駅下車10番出口より徒歩5分
現地撮影:2015.07.29