新富湯
秋立ちぬ(1960年 東宝)
実家に戻り一服した後、茂子と秀男は近くの銭湯に行った。
桶を持って銭湯に向かう茂子と秀男。F01
左の塀の中が新富湯になる。
角を曲がる茂子と秀男。P01
銭湯の入口が見えてきた。F02
母ちゃんと一緒に入るかい? F03
〔解説〕
八百常の近所の銭湯と予想していろいろ検索してみたが、現在営業している銭湯は数少なく、歩いて行くにはちょっと・・・という感じだったので、当時の火保図を見てみたら近所に2軒の銭湯があった。
実家から近いのはめおと湯だが、画像P01以降で道路から右に曲がって入口があるという点から考えにくかった。また画像F01で右の車道に都電が走っている雰囲気もない点も挙げられる。
新富湯は少し離れているが歩いても5~6分の距離だ。道路を右に曲がったところ、建物の右側に入口らしき部分が突出してあるのがわかる。店前の南北の路地の幅もいい感じだったので新富湯に特定した。その後だが、めおと湯は昭和43年、新富湯は昭和54年の住宅地には載っていなかった。
さて、ここ新富湯のシーンだが『大瀧詠一の「映画カラオケ」のすすめ。(月刊東京人2009年11月号)』には載っていない。もしかしたら大瀧氏も特定できていなかったのかもしれない。そうなると、私が、世界で初めて??? ←2回目です(笑)
〔このシーンの出演者〕
・乙羽信子 ・大沢健三郎
〔ロケ地情報〕
名称:新富湯(現 新富・ミハマビル)
住所:東京都中央区新富町1-15-3
交通:東京メトロ日比谷線、JR京葉線八丁堀駅下車A3番出口より徒歩5分
現地撮影:2015.07.29